2012年度第2回研究会:Disappearing History: Scenes of Trauma in the Theater of Human Rights

以下は告知ではなく、ニューヨーク市立大学大学院人文学センター(Center for the Humanities, Graduate School of the City University of New York)で開催された第2回研究会の事後報告です。トラウマ研究で名高いキャシー・カルース・コーネル大学教授を講師にお迎えし、研究代表者の下河辺が司会を務めました。参加者は約60人で、下河辺のイントロダクションにつづき、カルース教授が50分程度お話をし、その後質疑応答が活発に行われました。

2012年10月26日(金)16:30〜18:30
ニューヨーク市立大学大学院スカイライトルーム
講師:キャシー・カルース(コーネル大学教授、人文学)
司会:下河辺美知子

英語の説明と、人文学センターのサイトの記録です。

How do we differentiate between the bewilderment of traumatic experience and truth? Where do conscious understanding and memory fail in the face of trauma? Join Cathy Caruth (Cornell University) as she considers the question of trauma through a reading of Ariel Dorfman’s play “Death and the Maiden”. Professor Michiko Shimokobe (Seikei University, Japan) will join Professor Caruth in discussion.

This event is part of the Comparative Literature Colloquium Series, and is co-sponsored by The Project on Monroe Doctrine and its Performativity in the 21st Century: Grants-in-Aid for Scientific Research sponsored by the Japan Society for the Promotion of Science (JSPS), the Comparative Literature Department, the French Department, and the Women Studies’ Certificate Program.

(翻訳)
トラウマ的体験という混乱状態と真実をどのように私たちは腑分けするのか? トラウマに直面して、理性的な理解と記憶が働かなくなるのはどこでなのか? アリエル・ドーフマンの戯曲『死と乙女』を読みながらキャシー・カルースがトラウマという問題を考察する。

この行事は比較文学コロキウムシリーズの一部で、日本学術振興会による科学研究費・基盤研究(B) 「モンロー・ドクトリンの行為遂行的効果と21世紀グローバルコミュニティの未来」、比較文学学部、仏文学部、女性研究プログラムの協賛により行われます。

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